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『檸檬のころ』は豊島ミホ原作の同名小説の映画です。
主演は榮倉奈々と谷村美月。
谷村美月さんは『時をかける少女』で藤谷果穂を声優として演じた女優さん。
『時をかける少女』から谷村さん繋がりで『檸檬のころ』を知り、原作を読み、ようやく劇場に足を運びました。
三月公開の作品でしたが、関西に回ってきました。
単館系映画というわけです。
とある田舎の高校を舞台にした高校生の話。
特に何があるわけでもなく、どこにでも有り触れていたような日常。
すべてが、きらめいていた。
この作品のポイントは、携帯電話が一切登場しないこと。
時代設定は現代のようだけど、現在の高校生活にケータイは欠かせない。
十年くらい前の日本の片田舎の高校。
それが正しい設定のように思う。
それもそのはずで、原作者の豊島ミホは私と同い年の作家。
そして『檸檬のころ』は彼女の高校生活を下敷きに書かれている。
原作を読んでなかったら、どう思ったろう?
原作に忠実な映像化。原作の雰囲気をそのまま持ち込んでいる。
よくあの感じが表現できたものだと思う。
ただ、物語の切り替えが早く、原作を知らなかったらどうなんだろう?と。
それでも、この映画の良さは、全てを語らないことなんだろう。
原作では書かれていても、映画では描写されていないシーンもある。
意図的にカットすることで、変な話だが鑑賞者に見せている。
平川地一丁目の林直次郎が特別出演で軽音楽部の辻本一也を演じています。
近年の“話題性”だけで、役者や声優に畑違いの人間を起用する傾向には疑問を感じてます。
だって彼らは別業種の専門家。下手なんですもん。
この辻本に関しては、そんな心配は無用でした。
辻本もそうですが、榮倉奈々の演じる秋本加代子、谷村美月の演じる白田 恵(シラタ・ケイ)、そのほかの登場人物たち。
こんな人たちだったんだ。
小説ではわからなかった一つ一つ、それは声であったり一挙手一投足が映像で確認できる。
それが嬉しくもあり。
エンドロール、クレジット。
主題歌は林直次郎の歌う『hikari〜檸檬のころ』。
これは劇中で恵が作詞し辻本が歌った歌。
クレジットでも作詞が“白田 恵”となっていた。
これはどういう意味なのか?
白田 恵=谷村美月が作詞したのか?
それとも恵の生みの親、豊島ミホなのか?それ以外の誰かなのか?
少し気になっています。
もっと色々書きたいことがあって良いはずなのだけど、白状します、ちゃんと観られていません。
ここ最近の疲れと格闘していて、スクリーンを見つめるのがやっとでした。
ベストな状態で観たかった。
でも、次の休みには終わっているかも知れないし、自分の状態も同じかも知れない。
鑑賞後、売店を覗くと脚本を売っていたのでパンフと共に買ってきました。
あとで脚本を読んで補完しようと思います。
今の高校生がこの映画を観たら、どんな感想を得るのだろう?
2007年6月24日 20:41 │ コメント(0) │ トラックバック(0)
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