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伝+3

指揮者とリーダーのいない伊太地山弦楽団。
この表現は不適切かも知れない。
そう思った、浜松・伝兵衛堂でのライヴ。

メンバーは、伊太地山伝兵衛(Vo.G.)、佐藤桃子(Vln.)、成谷仁志(Vla.)、蒲谷克典(Vc.)。

練習風景?いいえ!これが今回のセッティングです

練習風景?それともレコーディング前の打ち合わせ???
いいえ!これが今回のライヴセッティングだったりするのです。

真ん中を向いた4人を取り囲むようにお客さんが。
お客さんに背を向ける演奏者たち。
ライヴとしては物珍しい光景ですね。

そんなメンバーが一曲目に持ってきたのは『コーヒールンバ』。
これを聴いた瞬間、“あぁ、里見さんと佐山さんが居ないのは正解なのかも”と。
『伊太地山弦楽団』から派生したユニットですが、その実、『伊太地山弦楽団』とは別物。
メンバーはほとんど替わらないのに、音が違うなんて──!

桃ちゃんのヴァイオリン

今、日本で一番“熱い”浜松!
伝兵衛カレーにワンカップ伝、伝兵衛エコバッグに伝兵衛どら焼き。本人の知らないところで増える伝兵衛グッズ(笑)
そのライヴはいかに?と思うと、これが意外に静か。
伝兵衛さんのライヴをじっくり聴いてる、という感じ。
これが浜松の真の姿なのか、それともまだ遠慮しているだけか。今はまだ結論は出ず。

桃ちゃんアップ

里見さんのいない弦は、当然、弦楽団では2ndの桃ちゃんに主役の座が渡る。
里見さんの挑戦的な華のあるヴァイオリンと違ってどこかしっとりと落ち着いたサウンドの桃ちゃん。
これが弦楽団との最大の違いなのかも。
完成された弦楽団の音と違い、この未完成の伝+3(勝手に命名)は伝兵衛さんにより近い。

“このサウンドなら、大合唱もできるなぁ。”

そう思ったのは私だけ!?
流石に『HYMN FOR NOBODY』は“唄うな!”と言わんばかりの演奏だけど、『Wes.〜』も『嘘つきダイアモンド』も『またしてもHI-WAY』も『あと一杯』も。
個人的には『いつものズブロッカ』をやらなかったのが少し残念。
『夢はいつも』は、弦だとバラードVer.だもんねぇ。これは合唱できない(苦笑)

端山龍麿とのDUO

伝兵衛堂は、隠れた名店かも知れません。
正方形が少しひしゃげたスペース(要するに長方形なんですが)は、広くもなくでも狭すぎるわけでもなく、生音が響き渡るにはちょうど良い広さ。
今回の演奏者をど真ん中に、という配置は音的にはとても大正解だったのです。

ライヴハウスではこういう配置はできないし、音は上から威圧するように飛んでくる。
バーなんかだともう少し音が柔らかくなるけど、スペースは長方形(を基準としたいびつな形)的になることが多いので、均一な音にはならない。
展示場というスペースだからこそできた、偶然のライヴスペースなのですね。

あぁ、伝兵衛堂は、薪ストーブのプロショップです。
念のため。
決して、伝兵衛グッズ販売代理店ではありません(笑)

端山龍麿

オープニングアクトは、端山龍麿でした。

コメント

» 温故酒新堂

YOUさん
こんばんは。
浜松伝兵衛堂ライブのレポート
ありがとうございます。
写真も秀逸だし、(桃さんの
バイオリンの写真、確かに良いです)
ライブの模様を適格に表現されて
いますねえ。
素晴らしいです。
お若かいのに年期を感じますね。
伝兵衛さんとの繋がりの深さが
あればこそですね。
またお邪魔します。
仲間にこのブログのこと報告
しますね。

» YOU

温故酒新堂さん、コメントありがとうございます。
“伝兵衛堂は狭いから”
と持って行こうと思っていた広角レンズを忘れたのが悔やまれます(苦笑)
今度のライヴは三脚装備で、唄いながら撮ろうと思います!?
あぁ、でもメンバーによるかもね。

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