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今年はたつの市のアクアホールで行われた県大会。
第52回兵庫県高等学校演劇研究会中央合同発表会の様子をちょこっとお伝えします。
いつものように16本中、気になった作品をピックアップ!
■県立松陽『天国の本屋』
商業演劇バリの演出!?
天国にあるという本屋さん「ヘブンズブックサービス」に連れてこられた大学生サトシ。
ワケありでこの天国にいる無愛想なユイ。
臨時の店長代理として悪戦苦闘するサトシ。そんな中、ユイに惹かれていく。
ここの演技力が弱かったりはするのだけど、丁寧に演じている。
何よりも観客を飽きさせないので、60分があっという間。
感動的な作品で、思わず涙してしまいました。
■伊丹西『あらま星』
近畿大会ではどうなるか?
■神戸『ゴング!』
近畿当確、だと思ったけど……
いつも舞台転換に凝られるF田先生の演出ですが、今年も凄かった。
転換中に断片的なエピソードが挿入され、次のシーンへの期待を盛り上げる。
挿話は直接的に本筋と関係ないが、それは最後に繋がってくる。
ただ、「著作権が〜」と繰り返すのは、それは少し諄かったかも。
確かに去年の屈辱は──。
自虐ネタで、思わず笑ってしまいましたけどね。
社長の繰り出すプロレス技にも関心。
あれだけの演技ができるのは、素直に“すげぇ!”と思います。
■日高・八鹿『エレベーター』
芝居らしくなってきた
あとは創意工夫だろうか?
生徒創作の脚本ながらなかなか筋は面白いと思う。
残念なのは、脚本の面白さを舞台では膨らませられなかった事。
リアルな設定だけど、不自然すぎる演技。
この辺のリアリティを求められると、全然違ってくると思う。
二人の関係性の表現と密室の面白さ。
キーポイントはこのあたりかな?
■西宮今津『手まり唄』
西宮今津は健在なり
舞台装置は少なく、中程で引き割幕を引いているが、ほぼ舞台全面を使うお芝居。
しかし、不思議と広くは感じない。
戦前まではあったであろう日本人の精神。
八百万の神が住まう国。
狐もそんな人々が信じていた神。
現代日本に於けるアンチテーゼなのか?
クローズで時代を現代にする必要があったのか、なかったのか?
幕切れには一考あり。
■加古川東『お通夜』
決して暗い話ではありません
欲を言うなら、もう少し演技にパンチ力が欲しいかな?
必要以上に重くなっていないのは、高評価。
こちらも近畿大会で上演されるので多くは語りません。
さて、今年の近畿大会が行われるのは和歌山県、県民文化会館小ホール。
来週の12月26日(金)、27日(土)の2日間。
お時間のある方は是非、足を運んでみてください。入場無料ですので。
2008年12月16日 06:37 │ コメント(1) │ トラックバック(1)
» 大沢ケイト
こんにちは。高校演劇大会結果速報ブログの管理人大沢ケイトと申します。兵庫県大会の様子を詳しく書いていらっしゃるので、拙ブログの記事にて紹介&TBさせていただきました。
もし不都合等ございましたら、お手数ですがご連絡ください。
コメント時刻: 2009年1月25日 17:38
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