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良いドキュメンタリーは視聴率を取れない？

ドキュメンタリー映像とは、真実なのか嘘なのか。
ちょっと困ったモノのようです。

淡路島モンキーセンター、知ってますか？
# 「知ってる〜！」という返事が聞こえてきそうだな(苦笑)

昨日、何気に付けていたテレビから、モンキーセンターを舞台にしたドキュメンタリーが流れてきたのです。
民放のある番組の一コーナー。
つまりは、十分ほどの映像作品だったのでしょうか。
# 録画しなかったのを悔やんだのは久しぶりです。

ドキュメンタリーってなんでしょう？
「虚構を加えないで、事実をありのままに記録・構成した作品。」という解。

昨年「ミュージシャン伊太地山伝兵衛の世界」というNHKのドキュメンタリーがありました。
伝兵衛さんと石井chanの旅、３日間に密着した作品。
確かに、フィクションはないのです。けど、それが伝兵衛さんのすべてではない。
あの作品だけを見ると、「伊太地山伝兵衛という売れないミュージシャンが、長年、石井康二というベーシストと二人で全国を唄い歩いている。」そんな印象を受けます。

昨日のドキュメンタリーも然り。
淡路島はそんなに自然一杯の島じゃない(苦笑)

作り手の考え方なのでしょう。
確かに嘘はない。けれど、意図しない真実は作品から除外する。
そこには、真実しか存在しないのだけど、限りなく虚構に近い真実になってしまう。
それは、時間的制約であったり、視聴率の問題であったり。

昨日のドキュメンタリーは、NHKの一時間枠で観たかったなぁ、と思う余りです。

2006年2月 6日 11:04 │ コメント(0) │ トラックバック(0)