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伝兵衛50才記念ライヴ at NHKホール

ちょっと遅くなりましたが『伝兵衛50才記念ライヴ』のご報告です。

18時過ぎにPMKさんと一緒にNHKホール入りをしました。
大きなコンサートホールです。
伝兵衛さんのライヴだけど、入り口で待ちかまえるNHKホール職員に少し緊張してしまいます。誰か別の人のコンサート会場のような気がして（笑）

入ってすぐのロビーでは、偽伝兵衛さんがライヴ中。
周りには少しの人だかりができていましたが、時間がないので二階ロビーへ。

前日に急遽用意した横断幕を準備せねばなりません！
A4用紙・縦４枚×横６枚の24枚をつなぎ合わせる作業を、PMKさんと協力して行います。BGMは偽伝兵衛さんの伝兵衛ソング（笑）
これが、結構、大変なのです。

すぐにできるだろう！
と、楽観視していたのですが、結局、開演間近までかかってしまいました。

こんな感じの横断幕だったのですが、一階に降りる暇がなかったので写真がありません。
PMKさんによれば「良い感じ！」だそうで、佐山さんによれば「見えた!!」そうです。

NHKホールの広い舞台には、服部真湖がママを勤める「Bar MAKO」がオープン。

まだ誰もいないBarにひとり現れた伝兵衛さんが、唄い始める。
舞台の下手にバーカウンター。
中央から上手にかけて、今日のゲストたちの楽器がセットされていました。

これだけ大きなホールだけど、伝兵衛さんの隣には、いつものギターアンプがありました。

「今日の指向としては伝兵衛がこれまで歩んできたスタイルを時系列順にお送りします」

そう言うMCがあったときには既に“嘘をついていた”んですけど（笑）、一部が始まって３曲目には「伊太地山伝兵衛商会」が登場！

今日のライヴで一番楽しみにしていたバンド。
十年くらい前まで伝兵衛さんは、このバンドスタイルで全国を走り回っていた。
一番、メンバーチェンジが激しかったユニット。
だから決まったメンバーというのは難しいのだけど、今日は藤田さんがいます。

数年前に「伊太地山伝兵衛商会」というバンドを復活させた伝兵衛さんだけど、藤田さんは復活しなかった。
今の伝兵衛商会は、国場幸孝という若いドラムスを迎えている。
だから、今日は藤田さんのドラムスを聴きに来た。
そして、種子田chanがいる伝兵衛商会を聴くのも、めちゃくちゃ久しぶり。

やっぱり、この伝兵衛商会でのライヴが聴きたいかも知れない。

藤田さんが叩いたのは２曲。
その後は、ポンタさんにバトンタッチ。

伊太地山伝兵衛商会のTHE THIRD PERIOD Ver.になる。
藤田さんが抜けて、変わりに佐山さんとポンタさんが入る。

THIRD PERIOD Ver.はもちろん格好良くて良いんだけど、「裏町ブルース」や「ムーンライトスターライト」なんかも伝兵衛商会で聴きたかったなぁ。

「満月が笑う」
DUSTの一曲目はこれだった。

広いNHKホールが信じられないほど、石井chanのベースが響いてくる。
伝兵衛商会は割と忠実なアレンジでやっていたけど、これはレコーディング時のフェードアウトVer.ではなくて、昨年末から続くカットアウトVer.！

時系列という点では、そぐわないところもあったのだけど、よく考えたと思う。
演奏者の移動が最小限で済んでいる事実は、凄いこと。総勢15名もいますからね!!

二部は、M'sとTOKUを迎えて、やっぱりJazz（笑）
私の予想曲は「SUMMER TIME」と「on the sunny side of the street」だったわけですが、ドンピシャでした。

その間にTOKUが「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」を唄い誕生日会を盛り上げます。
服部ママと里見さんがどこからか、バースデーケーキを持ってきて、伝兵衛さんが一口ぱくり。

伊太地山弦楽団には、再びポンタさんが登場。
以前は少し、弦に勝ち気味だったポンタさんのドラムも、上手い具合にアンサンブルがとれていた。

そして「あと一杯」。
あれ？佐山さんがいないぞ!?

佐山さんがいないまま唄は始まり、“２番どうするの〜!?”と思っていると、「２番は蒲谷克典が唄います」とのこと。
チェロの蒲谷さんが２番を唄い終わると、ここぞとばかりにマイクを持った佐山さんが登場（笑）

♪いつもの店で〜　と、間奏を唄い上げる。

３番は石井chanが唄うという、──なんだか変な感じ。

近藤房之助が登場し、「TRAVELLING」。
原曲キーとのことで、今までになく高い声で唄う伝兵衛さん。

あとはもう、ラストスパート！
「いつものズブロッカ」を経て、オールスターでの「Wes.が聴こえる」。

「Wes.が聴こえる」は、弦楽団Ver.をベースにそれぞれが合わせる、という感じ。

いつもは、数十人というライヴなのに、今日は千人以上いるNHKホール。
異様な盛り上がりです。
演奏者が多いのは何とも思いませんが、観客が多いのは変な感じがします（苦笑）

客席はそのままの熱気を保ち、アンコールへ突入!!

もちろん「またしてもHI-WAY」！
これは伝兵衛商会も弦楽団も基本的なアレンジは一緒だから、合わせやすいよね（笑）
コーラスには近藤房之助!!

ソロパートでは、各人が２コーラスずつ演奏を披露！
種子田chan(Key.)→佐山さん(Pf.)→里見さん(Vln.)→浜中さん(G.)→石井＆小井DUO(B.)→房さん(G.)→TOKU(Flh.)→ポンタ＆大坂＆藤田TRIO(Ds.)だったかなぁ？
種子田chanは暴れるし、佐山さんは１コーラスだと思って安心するし、何よりも石井chanと小井さんのベースDUOには驚かされる。ウッドベースのDUOなんておそらく物珍しいし。

弦楽団の佐藤さん、成谷さん、蒲谷さんはソロ無しです。
この３人はクラシックのメンバーなのかも？と思ったり。ちょっと残念でした。

最後はSOLOで「ライヴが終われば」。
「ライヴが終われば」でライヴが終わるのは、久しぶりのような気がします。

広いNHKホールで、生音・生声で唄います。

今日は、“ベースギター唄っ”ても良かったんじゃない？
SOLOで「ライヴが終われば」を持ってきたのはよくわかるけど、今日はメンバーがいるから伝兵衛商会で聴きたかった。

NHKホール。
大きなコンサートホールだけど、精一杯、伝兵衛さんらしさを出したライヴでした。
でもやっぱり、ちっちゃいところで聴くべきです（笑）

以下、おまけ。

▼セットリスト▼

・第一部
　　01.永遠と呼べるのは
　　　　【SOLO】
　　02.雨の匂い
　　　　【石井康二(B.)DUO】
　　03.LOVE AGAIN
　　　　【伊太地山伝兵衛商会】
　　04.天国行きのバス
　　　　【伊太地山伝兵衛商会＋佐山雅弘(Pf.)】
　　05.星の数ほど
　　　　【伊太地山伝兵衛商会THIRD PERIOD Ver.】
　　06.MEDUSA
　　　　【伊太地山伝兵衛商会THIRD PERIOD Ver.】
　　07.満月が笑う
　　　　【DUST】
　　08.嘘が８コ
　　　　【DUST】
　　09.夢はいつも
　　　　【DUST】
　　10.言葉のない夜
　　　　【佐山雅弘(Pf.)DUO】

・第二部
　　11.SUMMER TIME
　　　　【M's＋TOKU(Flh.Vo.)】
　　12.HAPPY BIRTHDAY TO YOU
　　　　【TOKU(Vo.)＋佐山雅弘(Pf.)DUO】
　　13.on the sunny side of the street
　　　　【M's＋TOKU(Flh.)】
　　14.湘南RAINY DAYS
　　　　【伊太地山弦楽団】
　　15.椰子の葉陰で
　　　　【伊太地山弦楽団】
　　16.次の音
　　　　【伊太地山弦楽団＋村上"ポンタ"秀一(Ds.)】
　　17.嘘は罪
　　　　【村上"ポンタ"秀一(Ds.)DUO】
　　18.あと一杯
　　　　【伊太地山弦楽団＋石井康二(B.)＋村上"ポンタ"秀一(Ds.)】
　　19.TRAVELLING
　　　　【近藤房之助(G.Vo.)＋佐山雅弘(Pf.)＋石井康二(B.)＋里見紀子(Vln.)
　　　　　＋村上"ポンタ"秀一(Ds.)】
　　20.いつものズブロッカ
　　　　【伊太地山伝兵衛商会＋近藤房之助(G.)＋佐山雅弘(Pf.)＋村上"ポンタ"秀一(Ds.)
　　　　　＋里見紀子(Vln.)】
　　21.Wes.が聴こえる
　　　　【全員】

・アンコール
　　22.またしてもHI-WAY
　　　　【全員】
　　23.ライヴが終われば
　　　　【SOLO／生音】

※各ユニット編成について。
　「伊太地山伝兵衛商会」
　　石井康二(B.)＋浜中祐司(G.)＋種子田博邦(Key.)＋藤田"チョコボール"康正(Ds.)
　「伊太地山伝兵衛商会THIRD PERIOD Ver.」
　　石井康二(B.)＋浜中祐司(G.)＋種子田博邦(Key.)＋佐山雅弘(Pf.)
　　＋村上"ポンタ"秀一(Ds.)
　「DUST」
　　佐山雅弘(Pf.)＋石井康二(B.)
　「伊太地山弦楽団」
　　佐山雅弘(Pf.)＋里見紀子(1stVln.)＋佐藤桃子(2ndVln.)＋成谷仁志(Vla.)
　　＋蒲谷克典(Vc.)
　「M's（マサちゃんズ／佐山雅弘TRIO）」
　　佐山雅弘(Pf.)＋小井政都志(B.)＋大坂昌彦(Ds.)

※掲載写真に関して、伝兵衛さんより撮影許可を頂いております。

2007年2月 7日 07:37 │ コメント(3) │ トラックバック(0)