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“指揮者とリーダーの居ない伊太地山弦楽団”
この編成、昔、浜松の伝兵衛堂で聴いたことがありました。そのときの記事はこちら。
それが、まさかまさかのジョルジュでの2days!
伝兵衛堂のときには感じなかった、違った感動があったのです!!
これが初めての弦楽器ではありません。
以前、ヴァイオリンの里見紀子さんがジョルジュにはやって来ました。
けれど、来られた2回ともPAを通しての演奏。
だから、“弦の音ってこんなもんだろう”と思って望んだのも事実。
それが大間違いでしたっ!
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの音あわせが始まった瞬間──
店内は弦楽器の持つふくよかな音に包まれる。
その音量は、PAを通していた里見さんのヴァイオリンよりも大きいかも知れない。
何よりもビックリしたのは、伝兵衛堂で聴いたときとはまったく違う音の魅力。
演奏が始まると、それは更に際だってくる。
所詮、大編成のオーケストラというものは、ホール用に音量を選るだけのものなのか。
そう思わせる弦楽器の力。
ひとつひとつの楽器の個性が、そのまま飛び込んでくる。
美しいアンサンブルでありながら、個々の音がしっかりわかる。
その力強さと言ったら──!!
録音の中には決して残らない、音色以上の力がこの空間を支配する。
ホールでのオーケストラは、ここまで楽器の音は届かない。
それぞれの楽器の持つ力は、減衰し混じり合ってしまう。
小さな空間で、その楽器の魅力を知る贅沢さ。
それもその空間によって、伝わる音、力は違ってきてしまう。
音楽というのは、実は繊細なのかも知れません。
それでもここはジョルジュでした。
『またしてもHI-WAY』では、
♪流れていくのがヘッドライトなら 流せないのは明日の約束
を合唱し、アンコールには「唄える唄がいいなぁ」とリクエスト。
最後は二日とも伝兵衛さん一人の『いつものズブロッカ』で終わるという(笑)
この展開は、東京でも浜松でもなかった展開。
ただ残念なのは、折角の『恋のスコア』が、ぐだぐだだったことかなぁ……。
でも、この楽器の贅沢さを感じられる空間は、ちょっと他には無いですね。
3月最後の素敵な経験でした。
2010年4月 4日 14:03 │ コメント(0) │ トラックバック(0)
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